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無事に戻ってきました。

こんばんは、夢花です。

先週末に東京に戻ってきました。

久しぶりに愛媛の実家で父と過しました。

廃墟寸前ではないかと思っていた我が家も、

昭和の建物は、思ったよりも頑丈で、

中もきれいなままでした。

ご本尊様のいないお仏壇を開けて、

お水を差し上げて、

大掃除に励みました。

長い間、両親と同居をしておらず、

その間に父が増改築していましたが、

やっぱり懐かしくて落ち着ける我が家でした。

母がいないのに、

1階のお座敷で寝泊りをしていても、

2階の母の寝室だった場所から、

懐かしい母の足音が聞こえてきたり、

笑い声が聞こえてきたり、

まるで生きているかのような錯覚を感じました。

実家は4年前の父が脳梗塞で倒れるまで、

木工所をしていましたので、

部屋の中は恐ろしいほど父の作品で溢れていました。

母用の桐箪笥。

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大好きな帯や着物を揃えられて幸せな一生だったのではないかと思いましたが、

母の本音はどうだったのかは娘の私にもわかりません。

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身長の低い私のためにコンパクトなサイズで父が制作した桐ダンス。

未だに実家に眠らせたまま20年あまりの時間が流れてゆき、

申し訳ない気持ちになりました。

DSC_0411.JPG

母の日常着入れも桐ダンスでした。

エアコンの下に置いてあったので干からびていました。

DSC_0410.JPG

母のドレッサー。

頑丈な椋で作られていました。

鍵がかかっている引き出しはそのままに。

いつか私の心が晴れたときに開けようと思います。

DSC_0423.JPG

この家に生まれて、祖父母には大切にされた思いはありますが、

母に対しては未だに感じることができない不幸な私です。

最後まで占い師として生きている事を話せないままでした。

今となっては、もう少し心を割って話すように努めていたらと

反省ばかりの日々を過していました。

母から愛に傷つくことを教わり、愛されるために努力をしてこなかった報いを、

これから、私自身の残りの時間をかけて、

言霊の力で身も知らぬ方々にお渡しをできたら、

少しは娘として親孝行が出来るのではないかと思います。

秋にもう一度愛媛に帰り1周忌と納骨をいたします。

私も、もう一度生まれ変わった気持ちで、

これからの人生を歩んで生きたいと思います。

夢花

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